【クリエイター向け】田舎移住のメリット・デメリット

【クリエイター向け】田舎移住のメリット・デメリット

<こんな人に向けて書きました>

①田舎移住に興味があるクリエイター。

②生産効率をあげたいと思っているクリエイター。

③高知・嶺北の生活に興味がある人。

 

いつもありがとうございます。COKO(@adan_coko)です。

「田舎に住むってどんな感じですか?」というご質問を先日いただきました。

私は新宿の会社を新卒4ヶ月でやめて高知の田舎に移住し、いま8ヶ月住んでいます。

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今回は田舎に住んで感じたメリット・デメリットをご紹介します。

結論を先に書いておくと、「田舎はクリエイターに最高!」です。

それではいってみましょう!

 

田舎に住むメリット

①生産活動がはかどる

私の場合は、他に何百個デメリットがあろうと、このメリットだけで田舎に住む価値があると感じています。

先日イケダハヤトさんがVoicy(音声メディア)で、「消費はつまらない。生産が最高の娯楽だ」とおっしゃっていたのに、本当に共感しました。

ないものは作ればいい。- イケハヤ仮想通貨ラジオ|Voicy

(VoicyってPCでも聴けるんだ!知らなかった〜。)

これはまさにその通り。私も、東京で会社員をしていた頃は、消費でストレス解消をしようとしていたのですが、癒されようと温泉、整体、食事にたくさんお金を使っても、鬱傾向がどんどん悪化していき、満たされない日々が続いていました。

高知に引っ越してきて事業を始め、

・作詞

・作曲

・ブログ更新

note更新

・料理

に精を出しはじめてから=生産活動を軸にした生活にシフトしてから、とても心地よく生活ができているなあと感じています。

https://twitter.com/adan_coko/status/998023850024624129

 

こうした生産活動をガンガン行えているのは、やはり「田舎」という環境があってこそだと、私は考えています。

田舎は人・モノ・店がないので、誘惑が少ないです。したがって自分について考える時間や、自分の活動に使う時間が増えます。

特に朝は光の当たり方がきれいだし、朝の空気がとても気持ちいいので、朝型の私にはとても嬉しい環境です。朝からガンガン活動できるので。

 

②自然に癒される

自然が好きか嫌いかは意見が分かれるところだと思いますが、私は自然からたくさんのインスピレーションをいただくので、自然は生産活動になくてはならない存在だと感じています。

クリエイティビティを一番刺激するのは、うちの近所にある吉野川です。

徒歩15分くらいのところにあります。

吉野川と沈下橋(2018/05/18撮影)

 

 

 

吉野川の河原(2018/05/18撮影)

私の場合、昼食後の眠くなりやすい時間や、夕方の一息つきたい時間に吉野川へ散歩に出かけると、なぜか色々なアイディアが湧いてきます。

川以外にも、空、山、森、滝、霧などが、いちいちきれいで、毎日感動しています。

自然と一緒に生きるだけで、色々なものが得られますね。

修験者は山にこもって誰とも会わず、自然の中で修行をしたりしますが、合理的だと思います。

自然から得られるものは、かなり大きいです。

 

 

③お金がたまる

上で書いた「誘惑が少ない」と関連するのですが、使う場所がないので自然とお金がたまります。

また、田舎に来て自分と向き合う時間や、生産活動を楽しむようになると、自然と物欲が減ります。

私の場合は毎日自然に触れることで、宗教的かもしれませんが「必要なものはすべて与えられている」という気持ちになって、結果として消費にお金を使うことが減りました。

 

 

④情熱的な出会いがある

住んで実感したのですが、自分の人生に影響を与えるような「情熱的な人」に出会える割合は田舎の方が高いです。

東京をはじめとした都会は人が多いので出会いも多いですが、濃厚な出会いはやはり少ないです。

特に若くして田舎に移住している人は、(自分も含めて、)みんな田舎に来て自然の中で自分と向き合い、自分の道を突き詰めようとしている人だらけなので、良質な刺激をもらうことができます。

そうして自分が高まると、ネットや人の紹介を通じて、遠くに住んでいても情熱的に生きている人と、自然につながっていきます。

私が嶺北に来てから得たダイナミックな人脈は、他の何にもかえがたい宝物です。

 

 

田舎のデメリット(?)

一見デメリットが多いように感じますが、私は生産活動が充実すればそれだけで満足なので、以下に挙げることは「強いていうならデメリットかな〜」という感じのことです。

①バイトの選択肢が少ない

これが今のところ、こちらに来てからいちばん困ったことですね。

お店自体が少ないし、アルバイトの募集があまりないので、バイトしたくても働き先をそれほど選べません。

嶺北では、バイトの時給は700円台が普通です。800円いったら「おー!!」という感じ。

 

嶺北で私が実際にやったバイト

嶺北で実際にやったバイトとしては、

・農業(ゆず収穫、生姜収穫、草引き)

・工場労働

・レストランのホール

などがあります。

私は接客が好きなので、レストランが一番楽しかったです。

それ以外のバイトは、筋肉が要求されるなあ〜というのが感想でした。私は体力と精神力は結構あるのですが、瞬発的に筋肉を発揮することはそんなに得意ではないので、特に工場労働の力仕事は結構たいへんでした。

農業のアルバイトは比較的楽しいですが、季節が限定されるのと、雨が降ったらなくなるので、計画が立てづらく、時給制で雇われる場合はメインの収入源にしていくのは辛いものがあります。

また、黙々と単純なことをこなすという内容が多いので、向き不向きがあります。

ゆず収穫のアルバイトは友達と行って、比較的楽しかったです。

生姜収穫のアルバイトは、10月〜12月で自由に入り、12月の最後の収穫が終わった後にまとめて3ヶ月分のお給料を受け取るスタイルで、びっくりしました。

 

金髪女子の働き先がない問題

私は金髪の女子なのですが、この「金髪女子」が働けるところって田舎では超〜レアです。

これは私の発見で、おそらく世界初の発見なのですが、髪色とジェンダーの観点から、田舎のヒエラルキーは完全に、

1位:黒髪男子

2位:金髪男子

3位:黒髪女子

4位:金髪女子

の順になっています。

まず、田舎のバイト界では男子の方が珍重されます。

色々バイトに行って思ったのは、田舎って男性が強い社会だなということです。

なぜかというと、筋肉があるからです。

逆にいうと、筋肉がない人は働き先の募集がなくなります。

(田舎の筋肉がない人はどこで働いているのか、8ヶ月住んでいますが、未だにナゾです。都市に行ってるのかな?)

田舎は力仕事系のバイトは結構多いので、力に自信のある移住者はいきなり移住しても、とりあえず食べていけると思います。

筋肉に自信がない人は、ネットで自分のビジネスを行うなど、なんらかの収入源の確保が必須です。

 

また、「金髪=ヤンキー」のイメージから脱却できていない人がかなりの割合でいます。

(「金髪である」が理由で、カフェやドラッグストアの面接に落ちました)

 

よって、バイトに行こうとしても、「女子である」を理由に難色を示され、「金髪である」を理由に落とされる。

さらに私の場合は自由に使える車がないので、遠くにバイトに行くことができません。

こうなると一気に選択肢が狭まります。

現在は、ありがたいことに、自宅でリモートでできる地域のアルバイトをさせてもらっています。すごく先進的な考え方を持っている社長さんで、田舎では本当に珍しい、ラッキーな出会いに感謝しています。

 

「バイト先を増やすために、せめて黒髪にした方がいいんじゃないの」という言葉も何回もいただきましたが、なぜそっちに合わせないといけないの?という疑問があります。

そもそも私が移住して来たきっかけの一つに、「自分の思い通りに生きられない閉塞感」があります。

未来的な自由な生き方がしたくて田舎にきたのに、なぜ旧時代的な価値観に合わせる必要があるのでしょう?

私の場合は「自分のビジネスを大きくしていこう」という原動力になっているので、この悔しい思いは、うまく作用しています。

しかし、田舎が多様性を受け入れて、一人一人の自由を受け止めて発展していくためには、筋肉か、形だけの「黒髪」かを要求する考え方は、変わっていくべきだと私は思います。

 

長くなりました。本題に戻りましょう。

 

②都会が遠い

私は都会的なおしゃれな刺激が好きなので、たまには都会に行ってそういうものを受けたいです。しかし、東京に行こうとすると夜行バスでも片道8000円程度かかります。

海外に行くときも、まず高知龍馬空港より大阪か東京の空港に飛んでから、となるので、かなり遠くなります。

頻繁に出張があったり海外にいったりするライフスタイルの方は、田舎に拠点を作ると高くついてしまうかもしれません。

 

③固定費は都会とそんなに変わらない

「田舎は安く生活できる」という定説があります。私はこれは半分本当で、半分間違いだと思っています。

家賃は安めのことが多いですが、前述のとおり色々な場所へでかける際に、交通費が高くなります。

私は車を持っておらず基本チャリ移動ですが、車はあった方が便利です。車を買うと維持費が最低でも月2万かかり、プラス自動車税やメンテナンス費用などがかかってくるので、結果として出費が多くなります。あと、高知の山奥だとガソリンが高いようで、車持ちの友人がよく嘆いています(^^;)

通信費は、私はUQモバイルを使っていて問題なく通信できていますが、キャリアによっては繋がりにくくなることがあるらしく、せっかく契約してるのに繋がりにくいとなったら、相対的に通信費は高くなってしまうのかなと思います。

 

↓高知嶺北で通信トラブルの少ない UQモバイル(私の愛用キャリアです)


あとは、高知県だとWimaxが全く使えません。これはちょっと残念ですね〜。

東京に住んでた頃はUQ WiMAXを愛用していたので・・・。今後に期待です。

幸い、私が住んでいる地域は何軒かFree-Wifiが使えるカフェなどがあるので、そういうところで仕事をすることもあります。

SAKURAWiFi など、持ち運びできるWiFiを契約されている方も多いです。

ただ個人の所感として、基本的には自宅に固定の光回線があったほうが良いです。しかし…(次の段落へ)

 

④あらゆるスピードが遅い

田舎の工事の遅さは異常

田舎は工事がとにかく遅いです。

ネットの光回線の工事は、申し込んでから3〜4ヶ月待ちが基本です。

実際、わんくに入居してからネット回線が開通するまでに2ヶ月のラグがありました。申し込みはわんく入居前からしています。ネットが開通するまでの間、4人のシェアハウスで100キロ制限のwi-fiで頑張っていたのですが、映画も観られないし、お仕事もFree wi-fiのあるカフェまで出かけないとできないという状況でした。かなりしんどかったです。

雪の日にFree wi-fiのあるカフェまで行こうとして原付で転倒し、救急車沙汰になった時は病院で号泣してました。頑張りました。

 

ネット工事だけでなく、道路工事も遅いので、3月などは通行止めが激しかったです。ちなみに、出来上がった道は全部ボコボコで、あんだけ時間かけてこれ?!と、みんなで笑ってました。

 

あと、家の工事も遅いです。私が今住んでいるシェアハウスわんくは工事が遅れて、入居が2ヶ月伸びました。しかも、ここだけの話、わんくはまだ未完成です。ウッドデッキが図面に書かれているのですが、工事の人とうまくコミュニケーションが取れてない状況なので、いつできるのか未定です。笑

田舎で、工事が必要な物件に入ろうとしている方は注意が必要かもしれません。

 

空気ものんびり

よくも悪くも、田舎の空気はのんびりしています。

バスも定時に来ないし(友人談)、お化粧してる人も少ないし、とにかく都会的な刺激が少ないです。

「一番の娯楽はおしゃべり」という人も多いので、ぼんやりしていたらおしゃべりだけで時間が過ぎていく、という現象が起こりかねません。

もし田舎でバリバリフリーランスをやっていくなら、空気に流されず、自分で自分を律して、一定のペースで生活できる能力が、都会のフリーランス以上に必要になってくると思います。

 

 

「田舎に向いてる人」はこんな人!

以上から、「田舎に向いてる人」の像を考えてみると、こんな感じでしょうか。

・いざとなったら肉体労働ができる人(健康で元気な人)

・小さくでもいいので、自分の商品を持ってビジネスをしている人

・朝型のライフスタイルの人

・思いっきり生産活動をしたい人

・何かを作ることを楽しめる人

・アツくなりたい人、アツいことがしたい人

 

 

 

おわりに:クリエイターは田舎に住もう!

いかがでしたか?

私は「生産に集中できるようになった」この1点だけで、他にどんなデメリットがあろうと、田舎に移住した価値を感じています。

色々と不便はありますが、不思議なことに、本当にやりたいことや好きなことをしていると、自然と助けてくれる人が現れたり、自分に得なように物事が動いたりするのです。

結果として、不便は不便ではなくなります。ですから田舎に移住してからの方が、私は満たされているし、人のありがたさや、温かさをいつも感じています。面白いですね。

 

「クリエイターは東京に住んで刺激を受けるべき」という説がありますが、それは今や必ずしも正しくはないと実感しています。

今はネットでいくらでもお仕事ができるので(私の作詞サービスも好評です)、クリエイターは「自分の生産能力が最大化する環境」に身をおくのが吉です。

そして、田舎は生産能力の最大化に寄与する合理的な要素が多いので、田舎に移住すれば、もっとお仕事が増えたり、もっと物心両方から豊かになれるクリエイターは絶対に多いと、私は信じています。

 

クリエイターの田舎移住、超おすすめですよ。レッツ移住!

作曲家、ラッパー(MC COKO STYLO)。あ段records代表。24才金髪女性。東京のIT企業を新卒4ヶ月で辞め、高知の超田舎で作曲中。得意ジャンルはオーケストラからTrapまで。DJ練習楽しい。あなたの「似顔曲」作ります。

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